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2025(令和7)年8月22日(金)、幼児教育学科の四杉教授が富山短期大学公開講座「幼児教育の魅力を知り、人生をポジティブに生きよう」を開催しました。
冒頭、「もしも自分の人生に投資をする(お金を使う)としたら、幼児期、学童期、思春期、青年期、壮年期、高齢期のどの時期を選びますか?」この質問に参加者のみなさんは、「私は~のような家庭環境だったので、学童期にもっと・・・のようなことをしてみたかった」「思春期や青年期は将来の進路を決める大切な時期・・・様々な選択肢や可能性を探ってみたかった」など、ご自身の人生を振り返り思いを伝えられる様子がとても印象的でした。
幼児期に質の高い教育を実施することによって、将来幸せな人生を送ることにつながるという研究「ペリー就学前計画」があります。その研究を通して、「非認知能力」が世界中で大きく注目されるようになりました。数値化・視覚化しやすい知能検査や学力テストなどの「認知能力」とは異なり、意欲や協調性、忍耐力、創造性などといった数値化・視覚化しにくい能力のことです。自分を高めようとする、または感情をコントロールしながら自分も他者も大事にする、こうした能力は、幸せな人生を送るためにとても大切です。
この「非認知能力」は幼児期に一番伸びると言われています。子どもへどのような言葉をかけるのがよいか、どう接するのがよいか、また、大人になった私たちもさらに成長し前向きに生きるには具体的にどうしたらよいかを学びました。短い時間でしたが、参加者のみなさんと意見交換しつつ考えを深めるよい機会になったと思います。ご参加いただきましたみなさん、ありがとうございました。
【参加者のみなさんの感想から】
・「とてもよい講座でした。話をきけてとても良かったです。これからの人生の励みにしたいと思います。又、孫達の成長にも参考にさせていただきます。
・ポジティブになること、自己肯定感を高めることは難しいことだとずっと思っていました。すごくわかりやすく非認知能力の話をして頂いて、難しく考えなくても良いと感じることができました。
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