保育・教育実習指導
実習の事前・事後指導として総合的に学びます
保育実習や教育実習(学外幼稚園)に向けての事前準備と、実習後の振り返りが目的の授業です。実習の前には、幼児の生活や発達過程を踏まえたうえで指導計画の立案や教材研究をしたり、模擬保育の実践などの課題に取り組んだりして意欲を高めています。
子どもの健康と安全1年次
赤ちゃん人形を使って実践的に学ぶ
感染症や事故、災害から子どものいのちを守ることを実践的に学びます。また子どもの救命講習を受け、実習にも備えます。保育者が知っておくべき基本的な知識と具体的な方法を身につけます。
子どもと音楽表現1年次
楽器などを用いて表現する喜びを味わう
簡単なリズム楽器や手作りの音具などを用いて、表現する喜びを味わえる体験的授業です。ピアノが苦手でも、身体でリズムを感じられることが楽しめます。また、保育の場における事例をとおして、子どもの「表現の芽ばえ」に気づき、しっかり受け止められる感性を身につけることをめざしています。
乳児保育1年次
赤ちゃん人形を使って実践的に学ぶ
乳児保育では、0~3歳までの子どもの保育方法を学びます。子どもの映像をとおして発達の知識を深めたり、赤ちゃん人形を使って、おむつ替えや授乳、あやし方等の技術を身につけたりと、実践的な内容が中心です。実際の保育場面を想定し、子どもの発達を支える環境や遊び、玩具についてなど幅広く学んでいます。
子どもの運動1年次
体を動かして遊ぶことの楽しさを感じる
パラバルーン・フープ・なわ・ボールなどを使って、運動遊びやリズム体操を行っています。乳幼児期の運動発達に応じた内容や、運動遊びを行う際の援助の方法を学び、豊かな身体表現をめざしています。
教育実習Ⅰ1年次
キャンパス内の付属幼稚園で実習
1年次の早い時期(5月)から、キャンパス内にある付属みどり野幼稚園で実習できる環境が整っていて、観察・参加・部分担任実習を行います。これらの実習をとおして、子どもの姿をより深く理解していきます。「保育の仕事に携わりたい!」という気持ちが高まります。
子どもと造形表現1年次
創造的な造形表現活動を体験
子どもたちが楽しく参加できる造形遊びと展開方法、援助や働きかけについて、製作活動をとおして学びます。「感じて-考えて-表す」造形活動の楽しさを体験することで、表現力・感性を豊かにします。
子どもの食と栄養1年次
最新の設備が整った調理実習室で実践
栄養に関する基本的な理解に基づき、食育の重要性や子どもの家庭における栄養指導について演習をとおして学習していきます。さらに、食にかかわる保育実践や、集団での食事と栄養について理解を深め、柔軟に活用できる力を身につけていきます。
社会的養護1年次
「子どもの最善の利益」を理念に学ぶ
社会的養護とは、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念に公的な責任で社会的に養育し、必要に応じて保護することです。また、子育てに大きな困難を抱える家庭への支援も行います。そのような現場で働く援助者としての保育士の役割について理解し、学んでほしいと思います。
子どもと環境2年次
子どもが育つための必要な環境を体験的に学ぶ
子どもたちは保育所や幼稚園での生活をとおして、身近な自然、もの、事象などに出会います。そして、このような身のまわりの環境に好奇心や探究心をもって関わります。試してみたり、発見を楽しんだり、考えたりして子どもたちは感情や感覚を豊かにしていくのです。この授業では、子どもが育つための必要な環境とはどのようなものか、体験的な学びで理解を深めます。
総合演習2年次
主体的に考え、問題解決を図る能力を身につける
9つの研究分野に分かれて卒業研究を行います。班ごとに研究テーマを設定し、アンケート、インタビュー、保育観察、文献調査などの方法で分析・検討を進めます。主体的に考え、問題解決を図る能力を身につけます。
Tomitan幼教は開設50年超の伝統と実績があります。実習や就職でお世話になる県内の幼稚園・保育所・こども園約400ヶ所のほとんどに多くの卒業生がおられ、活躍しています。初めての保育実習で不安なときにも、「私もTomitan幼教出身なのよ!」と先輩から温かく声をかけていただくこともあり、とても心強いです。
Tomitanのイメージキャラクター「トミタン」のマーク入りポロシャツを着用して実習することで、先輩方に気づいてもらえることもポイントです。
2年間で集中的に学び、幼稚園教諭二種免許と保育士資格をダブル取得することができます。
「子ども・子育て支援新制度」の一環として、平成27年4月から認定こども園法改正により、幼稚園と保育所の機能が一体となった「幼保連携型認定こども園」が新しく発足しました。この「幼保連携型認定こども園」で働くためには、幼稚園教諭と保育士の両方の免許資格が必要となり、「保育教諭」と呼ばれます。このため、保育者をめざす人は、両方の免許・資格を取得することがこれまで以上に求められています。
専門職模擬試験の実施や専門科目特別講座、公務員試験対策講座、ピアノレッスン、面接指導など、就職試験対策として充実したサポートが受けられます。就職内定率は毎年100%で、保育専門職へ安心して就職することができます。平成30年度公務員採用試験(保育士)では、18名が合格し各自治体に正規採用されるなど、高い合格率を誇っています。
キャンパス内に付属みどり野幼稚園があり、いつも子どもたちとふれ合える環境が整っています。授業や実習、こどもまつりや運動会でのボランティア活動など、常に身近に子どもを感じてふれ合えることのできる環境は、Tomitanならではです。1年次の早い時期から、「保育の仕事に携わりたい!」という意欲を高めてくれます。
ピアノ実技について不安な人も多いと思いますが、Tomitan入学時のアンケートでは、初心者と経験者の割合が、毎年ほぼ半分ずつです。1年次の初回授業で習熟度別にグループ分けをし、学生一人ひとりの経験に合わせて、保育に必要な音楽の基礎技能を培うことを目標とした少人数制の丁寧なレッスンが行われています。授業開始前や放課後には、キーボード室とレッスン室が開放されているので、自習に取組む学生の姿も多く見られます。
キーボード室
最新の電子ピアノが20台設置されています。ヘッドホンで気兼ねなく練習できます。
小児保健実習室
赤ちゃん人形で、授乳やおむつ替えの方法などを学べる教室です。玩具も揃っています。