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愛鳥週間行事「野鳥観察の日」in 呉羽山

2023年05月16日幼児教育学科

 2023(令和5)年5月13日(土)、幼児教育学科1年生「野鳥観察の日」として富山市の呉羽山一帯の自然散策を行いました。

 昨年は、前日から降り続いた雨により、学内での講義に変更した為、コロナ禍以降、呉羽山での開催は実質4年ぶりです。

 この催しは、富山県が主催する愛鳥週間行事の一環であり、愛鳥週間(5月10日~16日)にあわせて、野鳥を中心とした自然に興味を持ち、自然と人間とのかかわりについて体験的に学ぶもので、今年で45回目になります。(共催:富山県自然博物園ねいの里)

野鳥のパンフレットを手に、いざ出発!

野鳥のパンフレットを手に、いざ出発!

ナチュラリストの解説を聴きながらメモをとっています

ナチュラリストの解説を聴きながらメモをとっています

 学生たちは5班に分かれ、ナチュラリスト(県自然解説員)や県自然博物園『ねいの里』の職員の方々から、羽の色や鳴き声、飛び方などの特徴を聞きながら、安養坊の八幡社から遊歩道を長慶寺の五百羅漢まで約2kmにわたって散策しました。

 道中では、森のあちこちから聞こえてくる鳥のさえずりに耳を澄ませたり、手で植物にふれたり、図鑑を片手に双眼鏡で観察したりしながら、この時期ならではの新緑の呉羽山の自然を満喫しました。

双眼鏡で野鳥を発見!

双眼鏡で野鳥を発見!

スコープを覗いてみました

スコープを覗いてみました

シロダモの新芽の感触を手で確かめてみます

シロダモの新芽の感触を手で確かめてみます

見晴らしが良い場所までやってきました

見晴らしが良い場所までやってきました

新緑の中を歩きます

新緑の中を歩きます

 この自然とのふれ合いは、いきいきとした環境教育のあり方について考える機会となり、将来、幼児教育に携わる学生たちにとって、自然をうまく利用して子どもたちと過ごしていくためにも、貴重な体験でした。

 参加者一人ひとりが五感をフルに使って心静かに自然とふれ合う、充実した一日となりました。

 

 今回は、四杉教授担当の「基礎演習」の授業も兼ねており、幼児教育学科がめざす人材育成の柱の1つである「豊かな感性と子どもへの深い愛情を育む全人教育」として、まさに体験を通しての気づきを重視した授業内容と課外活動によって、一人ひとりの感性が磨かれたことでしょう。


長慶寺の五百羅漢

長慶寺の五百羅漢

ハルジオンがたくさん咲いていました

ハルジオンがたくさん咲いていました

このサクランボは酸っぱくて食べられない

自然と人間のかかわりについて貴重なお話を伺いました

最後に全員で鳥合わせをしました

最後に全員で鳥合わせをしました

今回は20種類の野鳥が確認されました

今回は20種類の野鳥が確認されました

今回お世話になった県職員とナチュラリストのみなさま、ありがとうございました。

今回お世話になった県職員とナチュラリストのみなさま、ありがとうございました。

学生の学び・感想
  • 「幸運を呼ぶ」と言われる、野生のフクロウを観察することができて嬉しかったです。夜行性のため、日中に見られるのは貴重だそうです。カラスに追いかけられる場面があり、自然界の厳しさを知りました。

  • 呉羽山に生息する代表的な夏鳥をたくさん知りました。子どもたちに伝えていくためには、保育者自身の下調べと知識が大切だと感じました。

  • 葉っぱや木の実を触ってみたり、花の香りを嗅いだりして、五感を使って新たな発見をする楽しさを味わうことができました。保育者になったときには、今回の経験を生かして、子どもたちの感性を育んでいきたいです。

  • 散策中に耳を澄ませると、鳥の鳴き声がよく聴こえてきました。それは、鳥の種類によって全然違うものでした。聴覚を研ぎ澄ませることで、それぞれの特徴について深く理解することができました。