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第3回 介護福祉リカレントセミナー(オンライン)を開催しました

2022年03月28日健康福祉学科

 「介護現場の最前線で働く人のために ―健康と働き方を考える―」をテーマに、2回にわたって開催してきましたリカレントセミナーも、最終回を迎えることとなりました。

 2022(令和4)年3月17日(木)午後6時から7時30分にかけて、「介護現場で女性が健康で働くために ―月経、子宮頸がんワクチンetc.-」と題し、女性クリニックWe!TOYAMA代表の産婦人科医である種部 恭子 先生にご講演いただきました。

 女性のライフサイクルを基盤に置き、月経や子宮内膜症、更年期障害、女性のがん全般に関することなど、たくさんの図表を用いながら、たいへんわかりやすく教えていただきました。

介護の職場は女性が多く活躍していることから、女性が長く、健康に働けることを第一に願って、このテーマを選んだわけですが、学びの多い時間となりました。

 社会的な関心事にもなった子宮頸がんワクチンの有効性と安全性についても、正しい情報を伺うことができました。9年間の積極的勧奨がストップしていた空白期間もあって、子宮頸がんの罹患者が増えてきているそうです。現在は安全性も認められ、2022年4月より積極的勧奨が再開されるとのことです。接種機会を逃した方の公費接種(1997年~2005年生まれ)も予定されており、かかりつけ医にご相談くださいとのメッセージがありました。

 女性がいつまでも元気に健康で働くためには、月経のコントロールに加え、閉経後には女性ホルモンの補充が大切であるなど、若年期から更年期に至るまで、女性の体の仕組みについて知ることが不可欠であると認識を新たにできました。