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【授業紹介】音楽表現×造形表現 -音を楽しむ音具-

2022年01月11日幼児教育学科

幼児教育学科1年生を対象とした後期開講の専門科目、子どもと音楽表現」子どもと造形表現」のコラボレーション授業を紹介します。

 まず、「子どもと音楽表現」(担当:難波 純子 准教授)の授業で、音の出るしくみ(叩く・こする・振る・吹く・はじく等)や音を感じる方法について学び、幼児期にふさわしい楽器について考えました。

 次に、「子どもと造形表現」(担当:中山 里美 教授)の授業で3~4人のグループに分かれ、身近な日用品や廃材、自然素材との出会いと、新たな音の発見をしながら、音を楽しむ音具やオブジェの製作に取り組みました。  できる限りグループで多様な発音原理をもつ音具になるよう工夫を凝らしました。

 2021(令和3)年12月22日(水)に実施した「子どもと音楽表現」の授業では、手づくりの音具を用いてオリジナルの曲発表を行いました。

缶の中でさまざまな音がでるよう工夫しました

空き缶の中でさまざまな音が出るよう工夫しました

カノン形式を取り入れて音を鳴らしました

カノン形式を取り入れて音を鳴らしました

音の高低や間のとり方に注目

音の高低や間のとり方に注目!

ロンド形式で強弱や音同士の組み合わせを考えました

ロンド形式で強弱や音同士の組み合わせを考えました

 

 続いて12月24日(金)の「子どもと造形表現」の授業では、完成した曲に基づいて、グループごとに図形楽譜を作成しました。

図形楽譜(伝統的な五線譜とは異なる、図形によって表記された楽譜)

図形楽譜(伝統的な五線譜とは異なる、自由な図形によって表記された楽譜)

創作した自分たちの音楽を、色や形に変換!

創作した自分たちの音楽を、色や形に変換!

立体的に表現

立体的に表現してみました

 このように、富山短期大学 幼児教育学科では、「音楽」や「造形」の領域の枠を超えて、保育者をめざす学生自身が表現する喜びを味わえるような授業を展開しています。

 そして、「表現する」とはどのような意味があるのか、体験的に学ぶことで、子どもの表現をしっかり受け止められる感性を身につけていきます。

学生の学び・感想
  • 班のメンバーと案を出し合ってリズムをつくったり、組み合わせたり、音の出し方を考えたりすることで、自分にはない発想に気づくことができて面白かったです。

  • 他の班の発表を鑑賞することで、どの班にも良さや工夫があり、音具や曲づくりの面白さ、リズムや曲の構成の無限さに気づくことができました。

  • 今回の音具づくりの経験を生かして、子どもたちにも、さまざまな素材との出会いや、音を鳴らす楽しさを伝えていけるようになりたいです。

  • 自分たちが見つけた素材を音具にすることで「こんな音が出るんだ」ということに気づいたときや、鳴らし方を変えたときに、違う音が鳴ったことに嬉しさや楽しさを感じました。

  • たまたまビー玉を転がして遊んでいると、面白い音が鳴ることを発見したので、子どもたちも遊びの中でさまざまな発見をしていることを実感しました。