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ポプラプロジェクト(女性のつながりサポート)活動報告

2022年03月04日ボランティア活動

 2021(令和3)年10月以降、各学科からの希望者10名で構成された学生ボランティアを中心に、生理の貧困に関する支援活動として「ポプラプロジェクト」を実施してきました。

ポプラ かんださんより.jpg

 「ポプラプロジェクト」とは、コロナ禍で「生理の貧困」が問題となっていることを受けて、富山県と富山県女性財団の「コロナ禍における女性のつながりサポート事業」の委託業務として、本学において取り組んできた活動です。

ポプラ 神田さんより 打合せ.jpg

 学内でよく使用するお手洗いの個室に生理用品を設置し、定期的に補充をするだけでなく、どのようにしたら活動内容を周知できるか、必要な人に受けとってもらえるのかなど話合いを重ねました。

 また、学内の生理に関する実態を把握するため、アンケート調査も実施しました。

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 この活動を通して、学生の中で「生理に関する悩み」がとても多いことが明らかになりました。また、悩んではいるけれども、実際に声を挙げる学生が少ないことも分かりました。

 匿名のアンケートでは多数の悩みや不満の声があり、充実した人生や学生生活の妨げとなっている人が多数いることに驚かされました。

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 2022(令和4)年2月3日(木)には、女性クリニック WE!TOYAMA 代表産婦人科医 種部 恭子 先生より、「女性の活躍を支える女性の健康」と題し、オンライン講演をしていただきました。

 とても貴重な内容で、学生・教職員ともに充実した時間となりました。質疑応答では、身近な質問や悩みが寄せられ、種部先生に丁寧に助言をいただきました。

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 「生理」は女性が一生涯おつきあいしていく重要な問題だと思います。しかし、適切な教育や情報提供は十分とはいえません。これからもポプラプロジェクトの活動を通じて、学生の皆さんへ支援を続けていきたいです。

 ポプラポスター.jpgポプラプロジェクトに関するアンケートを実施したところ、「現在、ポプラプロジェクトの一環として、学内のお手洗いに生理用品を設置していることを知っていましたか?」の質問に対し、回答者数は少ないものの「知っている」との回答が90%以上あり、ポプラプロジェクトの活動が少しずつ認知されてきていることを実感しています。

 今後もポプラプロジェクトの活動を続けていく予定です。興味のある方はぜひ一緒に活動しましょう。

(専攻科食物栄養専攻:神田 妙野)

※この活動には、富山短期大学ボランティア活動普及支援「+Oneともに」の助成金を活用しています。