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【授業紹介】魅力アップ授業 Part.1-「障害者ケア論Ⅱ」

2021年08月02日健康福祉学科

 2021(令和3)年6月30日(水) 、健康福祉学科の2年生を対象に、3人の特別講師をお迎えして、難病の相談支援者、難病患者の家族、難病の当事者それぞれのお立場から貴重なお話を聞くことができました。

 1人目は、富山県難病・相談支援センターの主任相談員による講義でした。

 さまざまな難病を抱えた方への相談支援は、治療や日常生活、さらに就職と幅広い分野に渡っていることを教えていただきました。

 2人目は「患者さまとご家族の思い」として、数年前にALS/筋萎縮性側索硬化症で夫を看取られた方からお話を伺いました。

  資料1.pdf(84.6 KB)

 在宅療養生活の中で、本人も家族も「進行しないでほしい、進行が止まってほしい」と思うそうです。それでも、これまで過ごしてきた療養生活での思い出、医療や介護福祉を始め、多くの専門職の支援・連携による関わりを振り返り、「ALSが強力磁石になり、私のまわりに本物が集まりだした。ハートの温かい人たちだ」と思えたとの話が印象に残りました。

  資料2.pdf(35.7 KB)

 3人目は「患者の思い」と題して、富山IBDの事務局長による講義でした。IBDとは炎症性腸疾患の総称で、潰瘍性大腸炎とクローン病を指します。病気の症状・進行などの闘病歴やストーマ(人工肛門)など医療的専門分野を始め、術後も常に痛みとの闘いがあることなど、多くの貴重な体験をお聴きすることができました。

 また、最後に患者さんの気持ちの理解に努めること、同情はしないこと、患者さんの話を聴くこと、現実は常に厳しく真摯に向き合うことを教わりました。

 健康福祉学科では、学生が実践的で生きた学びができるよう、介護や福祉、行政など、様々な分野の第一線で働く専門職の皆さんや、当事者及び家族の方々を講師に招いた「魅力アップ授業」を実施しております。投稿が前後する場合もありますが、今後もシリーズでWeb紹介をしてまいります。お楽しみに!