令和7年5月17日(土)、社会福祉法人 高岡南福祉会様のご協力のもと、小平ゼミの2年生4名が、4人のベトナム人介護士の方々へ一人ずつインタビューを行いました。
最初は学生もベトナム人介護士の方々も少し緊張した面持ちでしたが、インタビューが進むにつれて和らいでいきました。日本語での質問にもしっかりと受け答えされ、多くの学びや気づきを得ることができた様子を、次のとおりご紹介します。
- 「外国の方と話す機会は初めてで、最初はとても緊張しました。でも、皆さん笑顔で優しく話してくださったので、すぐに安心できました。印象的だったのは、日本を選んだ理由が、お金よりもアニメなどの文化や自然、落ち着いた環境だったことです。4人とも介護の仕事にやりがいを感じていて、辛い時でも利用者さんからの『ありがとう』という言葉が心の支えになっていると聞き、感動しました。日本語でのコミュニケーションがやりがいに繋がるという言葉も印象的でした。
- ベトナムの方と直接お話して、以前の論文で調べていた"家族との繋がり"について、詳しく訊くことができました。毎日家族と連絡を取り合っているそうで、本当に家族が心の支えになっているんだなと実感しました。皆さん日本語がとても上手で驚きましたし、本当に温かくて優しい方たちで、安心してインタビューできました。
- 実際にベトナムの方々にインタビューをして、ずっと気になっていたことを直接訊けて本当に良かったです。皆さんが「家族は心の支えであり、大切な存在だ。」と話されており、ベトナムの素敵な家族関係にふれることができました。また、介護福祉士の資格取得に意欲的で、とても勉強熱心な方たちだと感じました。今回のインタビューで先行研究とは異なる意見を聞けたり、家族観を知ることができました。将来はベトナムなどの外国人介護士を多く受け入れている施設に就職したいと強く思いました。
- 実際に介護施設で働く外国人労働者の方にインタビューしてみて、日本に興味を持った理由がアニメや漫画などのメディアがきっかけとなっていることを知り、その影響力の大きさに驚きました。日本人のイメージとして、最初は『冷たい』というイメージを持っていた方が多かったようですが、実際は優しい方が多いと言ってもらえて、とても嬉しかったです。
今回の経験は、学生たちにとって異文化理解を深め、多様な価値観にふれる貴重な機会となりました。ベトナム人介護士の皆さんの温かさと、日本での生活への前向きな姿勢に、多くの学びと感動があったようです。
社会福祉法人 高岡南福祉会様、そしてベトナム人介護士の皆様、誠にありがとうございました。