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福祉用具体験講座を受講しました

2022年03月14日幼児教育学科

 2022(令和4)年2月22日(火)午前と、3月8日(火)午前・午後、9日(水)午前・午後の5班体制に分かれて、幼児教育学科1年生が、サンシップとやまにある富山県介護実習・普及センターで、福祉用具体験講座を受講しました。

 

 本来、保育実習Ⅰ-2(施設実習)の期間でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、県内各地の福祉施設で実習の受け入れが困難になり、オンラインによる講義と今回の体験講座を組み合わせて、学内実習4日分として行いました。

 今後、8月に残りの6日分を学外実習として、県内の各施設で実習を行う予定にしており、その際の実習をより充実させることを目的としています。

手足の重りなどを装着しています

手足の重りなどを装着しています

 高齢者等疑似体験では、耳栓や特殊眼鏡、手足の重りなどを装着して、高齢(75~80歳)になったときや、障がいのある方など、身体的機能が低下したときの心理的変化や困難さなどを疑似的に体験しました。

手指の感覚などの低下により、箸で物をつかみにくくなります

手指の感覚などの低下により、箸で物をつかみにくくなります

どうしても前かがみの姿勢になります

どうしても前かがみの姿勢になります

つまずかないよう慎重に階段を下ります

つまずかないよう慎重に階段を下ります

 福祉用具体験講座では、ベッドや車いす操作の仕方や、入浴用品・排泄用品の紹介、圧迫・移乗体験などを受講しました。

車いすから浴槽へリフトで移乗

車いすから浴槽へリフトで移乗

車いす操作の仕方を学びます

車いす操作の仕方を学びます

 今回の講座で体験したことは、施設での学外実習で障害者(児)の支援や介護が必要な方に接する際に生かせることでしょう。3時間の体験講座はとても充実していて、時間が経つのもあっという間でした。   

 各日担当してくださった講師のみなさまに、この場を借りてお礼を申し上げます。

参加した学生の感想
  • 様々な福祉用具に触れたり、体験したりしたことで、一人ひとりの障害や体格に合わせた用具を選んで用意することや、用具を使う際の留意点や声掛けなどの大切さについて学ぶことができました。

  • 実際に身をもって体験することで、自分だったらこのような援助をしてほしい、このような設備であったら過ごしやすいなどを支援される側の視点で学ぶことができ、理解が深まりました。

  • 生活のさまざまな場面において、「その人が何に困っているのか」「どうしたら介助者の負担を減らすことができるのか」「どの程度の補助用具が必要なのか」など、色々なことが考えられて用具が作られていることが分かりました。

  • 特に印象に残ったのは、「支援する側(介護者)もされる側(利用者)も簡単に負担を少なく生活できるように」という講師の方の言葉です。お互いに負担があっては日々の生活も苦しくなると思うし、支援者側も身体面・精神面で大変になると思います。利用者の方の体格や疾病などを理解した上で、必要な福祉用具を用いることがとても大切なのだと感じました。

  • これからも様々な用途に富んだ福祉用具は多く開発されると思うので、支援を必要としている多くの人の役に立つと良いと思いました。また、支援者としても知識・技術を得ることや、コミュニケーションの方法を知ることが大切だと感じました。