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【授業紹介】郷土料理講習会を実施しました

2021年12月08日食物栄養学科

 2021(令和3)年1126日(金)と30日(火)に食物栄養学科1年生の授業科目「調理学実習Ⅲ」で、とやま食の匠 伝承の匠に認定されており、食育リーダーでもある境 君子 先生を講師にお迎えして「郷土料理講習会」を実施しました。

 七美地区の郷土料理として、きゃらぶきを中心にいもがいもち白エビの唐揚げ柿とほうれん草のごま和えを教えていただきました。

 ふきの旬は春ですが、春に収穫したものを塩漬けにし、冬の大切なおかずとして保存します。昔から「ふき繁盛めでたい」という言葉があり、ふき料理を食べたいという思いで親戚があつまると、話がはずみ、楽しいことがたくさん生まれることを意味している、とお話いただきました

 また、料理のことだけでなく人生の先輩として、食べることの大切さについてや、温かいお言葉をたくさん頂戴し、学生にとって今後の進路や授業での学び方がより深まる講習となりました。

 調理学実習では、各分野の専門の先生方を講師にお迎えし、知識と技術を深めています。

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料理のポイントを講義・実演

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【献立】
きゃらぶき
いもがいもち
白エビの唐揚げ
柿とほうれん草のごま和え

【学生の感想】
  • 講師の先生がおばあさんの味を大切にしていることを感じ、昔から伝わる料理は教えてもらわないと私たちは作ることもできないので、今回の実習はとても有意義だったと思った。

  • きゃらぶきは塩漬けされたふきを時間をかけて調理する手間のかかった料理で、その分味も深くて美味しかったし、昔から伝わる言葉についても学ぶことができた。

  • 白えびの頭、ひげ、尾を味噌汁のだしに活用した。普段捨ててしまう部分まで有効活用しているところが食べ物を大切にするという考えを受け継いでいるような感じがして、自身も普段から廃棄をなるべく少なくできるよう心がけたいと思った。

  • 里芋を入れることが不思議だったので調べてみると、昔はもち米を節約して里芋のねばりを利用していたと知った。郷土料理は、工夫の積み重ねであることがわかり、先人たちの知恵を絞って料理をしていたと感じた。

  • 白えびのかきあげはよく食べるが、今日のようにサクサクに仕上げられたのははじめてだったので、コツをしっかり覚えておきたい。