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授業紹介:音楽表現×造形表現 -音を楽しむ音具-

2020年12月25日幼児教育学科

 幼児教育学科1年生を対象とした後期開講の専門科目、子どもと音楽表現子どもと造形表現のコラボレーション授業を紹介します。

 まず、子どもと音楽表現(担当:難波 純子 准教授)の授業で、音の出るしくみ(叩く・こする・振る・吹く・はじく等)や音を感じる方法について学び、幼児期にふさわしい楽器について考えました。

 次に、子どもと造形表現(担当:中山 里美 教授)の授業で4~5人のグループに分かれ、身近な日用品や廃材、自然素材との出会いと、新たな音の発見をしながら、音を楽しむ音具やオブジェの製作に取り組みました。

 できる限りグループで多様な発音原理をもつ音具になるよう工夫を凝らしました。

 2020(令和2)年12月21日(月)に実施した「子どもと音楽表現」の授業では、手づくりの音具を用いてオリジナルの曲発表を行いました。

さまざまな素材に出会い音楽づくりをする学生

さまざまな素材に出会い音楽づくりをする学生

 続いて、完成した手作りの音具を持ち寄って、グループごとに曲づくりを行った後、図形楽譜を作成しました。

図形楽譜(伝統的な五線譜とは異なる、図形によって表記された楽譜)

図形楽譜(伝統的な五線譜とは異なる、図形によって表記された楽譜)

創作した自分たちの音楽を、色や形に変換!

創作した自分たちの音楽を、色や形に変換!

実は足首にも音具が装着されています

足首にも音具が装着されています

図形楽譜が帽子になりました

図形楽譜が帽子になりました

はじいたり、こすったり音の出し方を工夫

はじいたり、こすったり音の出し方を工夫

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   メンバーで話し合いを重ねて、面白い音を鳴らすことに成功! 

リズムや音の重なりの面白さなど、豊かな発想で曲をつくりました

リズムや音の重なりの面白さなど、豊かな発想で曲をつくりました

 このように、富山短期大学 幼児教育学科では、「音楽」や「造形」の領域の枠を超えて、保育者をめざす学生自身が表現する喜びを味わえるような授業を展開しています。  

 

 そして、「表現する」とはどのような意味があるのか、体験的に学ぶことで、子どもの表現をしっかり受け止められる感性を身につけていきます。

学生の学び・感想
  • 音の鳴らし方には様々な種類があることを学んだので、単調にならないように、はじいたり、こすったり、振ったりして、その音具に合った音の出し方を工夫しました。

  • 他の班の発表を見て、自分では思いつかないような図形楽譜や音具を作っていて、驚くことがいくつもありました。自分とは異なった考え方や発想を大切にしたいと思いました。

  • 音具の制作は、どのような素材だとどんな音が出るのか?素材同士の組み合わせをどうしたら良いのか?ということを考えるのは難しかったです。その分、きれいな音や自分の好きな音が鳴ったときは、嬉しかったです。

  • 子どもたちが、身近な素材などに触れ、夢中になって音を楽しんでいる気持ちが、今回のコラボ授業をとおして感じることができました。

  • 音具づくりや曲づくりの学びを通して、自分たちならではの表現が自由にできることの楽しさや面白さを感じることができました。

  • 一人ひとりが違った感性をもっているからこそ、新しい音具が生まれ、音が生まれ、図形楽譜ができていくのだと学ぶことができました。

  • グループのみんなと話し合い、リズムをつけたり、音を重ねたりして素敵な曲を作ることができたことで、達成感を味わいました。

  • 音具づくりや、図形楽譜、曲づくりなど、班のメンバーと協力しながら1つのことに取り組む活動をとおして、ソーシャルディスタンスを守っている中でも、心の距離が縮まったことを感じて、とても楽しい授業でした。