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授業紹介:「生化学実験」

2019年01月11日食物栄養学科

 食物栄養学科では、食べ物が体内で栄養素となり、消化吸収されて身体を作り上げるしくみを理解するために、「生物」や「化学」についても学びます。

 2年後期の授業科目「生化学実験」では、ヒトの体内で起こる化学反応の特徴や食品中の栄養素の化学的性質を、実験をとおして理解することを目的としています。

 ある日の授業では、ホウレンソウに含まれるプロビタミンA(カロテン)を、化学的に分離する実験を行いました。

 カロテンは緑黄色野菜に豊富に含まれる橙色の栄養成分です。緑黄色野菜として知られているニンジンが橙色に見えるのは、カロテンが豊富に含まれているからです。一方、緑黄色野菜の一つであるホウレンソウは濃い緑色をしていてカロテンの橙色が分かりません。ホウレンソウには本当にカロテンが入っているのでしょうか?

写真①.jpg

濃緑色のホウレンソウ

 ホウレンソウには様々な色素が含まれています。

 色素はカラムクロマトグラフィーとよばれる方法で、化学的性質の異なる成分ごとに分離することができます。ホウレンソウから抽出した液を、カラムクロマトグラフィーにとおしていくと、下の写真のように緑色、黄色、橙色に色が分かれてきます。下側に見える橙色の成分がカロテンであり、ホウレンソウにはカロテンが含まれていることが確認できました。

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カラムクロマトグラフィー

学生の感想
  • 緑黄色野菜には一つの色素だけでなく、様々な色素が混在していることをカラムクロマトグラフィーで実際に確認して驚きました。

  • 実験で可視化された食品に含まれるビタミン量を実際に目で見ることで、以前よりもビタミンAについて理解できるようになりました。

  • 教科書で読むだけでなく、今回のように実験をとおして学ぶことで、理解しやすく記憶にも残りやすいと感じました。

  • 普段食べているホウレンソウに、カロテンが含まれていることを実感することができました。